今井ゼミも本格的に講義形式の授業「研究展開」が開始しました。いつも集まっている仲間なので「始まった」という感じはしませんが、それでも授業には楽しさと緊張感があります。授業の内容は「実験計画法」と「統計」を中心に学んでいきます。後輩のみなさんは「心理学と統計って関係あるの?」ともうかもしれませんが、心理学と言えば統計と言っても過言ではなさそうです。というのも、今井ゼミの先輩方は、因子分析、相関分析、偏相関分析、分散分析、共変量を投入した重回帰分析、共分散構造分析を用いた多母集団同時分析・・・と魔術名のような分析方法を卒論で使っています。
後期のゼミでは、ある概念を分類して尺度を作ることから始めています。みなさんの授業で調査をさせていただくこともありますので、内容は秘密なのですが、今井ゼミらしい「笑ってしまう」ような概念について、真剣に測定しようとしています。講義中でのディスカッションでは、成人男女が集まって、真剣に何を話しているんだと思われてしまう内容でも、掘り下げていくと「日本文化の奥深さ」「人の生き方」などについて深く考えることも多々あります。また、みんなの意見で新たな一面を発見することもでき、視野が広がっていくのが楽しいです。早く形にして、調査結果をみなさんに公開できたらと思っています。(伊藤匡哉)