動物の観察の仕方が変わった?:東山動物園にて

 今日は家族で動物園に行ってきました。我が家の子どもたちは動物関係の録画番組を毎日観るぐらい動物が好きです。

 今までは、兄のりったん(4yr)は、動物のエリアについた瞬間に別のエリアに行きたいと言い、弟のむーちゃん(2yr)は、じっくりと動物を観察するたタイプなので、移動の仕方がとても難しいと思うことが多々ありました。今回は、動物園がガラガラに空いていることもあり、りったんも観察をじっくりしていました。そして、今までとは違う動物の見方もするようになりました。「キリンさん、恥ずかしいから出てこないのかなぁ」「コアラは眠いのかなぁ」「ゾウは背中が痒いんだよ」など、動物たちの仕草からキモチを察する発言がたくさんありました。

 子どもの共感能力にも発達段階がありますし、その成長過程も個人差がありますが、4歳ぐらいになってくると、相手のさまざまな感情についての理解をしようとします。ただ、言語能力が十分に発達していない場合は、「心では感じるけど、うまく表現できない」ということも出てきます。そんな時は、大人が「子どものゾウさんは、お母さんが離れて寂しいのかな?」と感情を代弁してあげるといいかもしれません。そんなお兄ちゃんの発言に影響を受けているのでしょうか、弟のむーちゃん(2yr)は、図鑑を観るたびに「このライオン、怒ってる」「ゴリラ、怒ってる」「鹿がケンカしている」と言うようになりました。どうやら、むーちゃんの場合は、怒りや攻撃に関する感情に興味があるようです(図鑑は戦いのシーンが多いからでしょうか)。

 子どもが「感情を学習する」というプロセスは、とても興味深いので、子育て以外にももっと勉強していこうと思うこの頃です。